今年、一番キツかった山行
山に登って5日目。
下山の日。
通常ならバスで下山するのだけど、
bossが車で街に買い出しに行くタイミングで一緒に同乗させてもらえることになった。
前日、
出発予定の10時までに帰ってきます!
と約束。
そうして
今回、まだ行けていない山、
栗沢山からいつもその雄姿と出会えるのを楽しみにしていた山
〝甲斐駒ヶ岳〟
に最後、登りたい!
天気は、、、、不明だけど、、、
で今朝、
到着時間9時半を目指して、これを逆算して4時半過ぎに出発。
したのはいいのですが
そして
山頂に到達したのもいいのですが
近年、最悪のコンディションの中
まるで
苦行のような登山となりました(´;ω;`)
4時半過ぎの暗闇スタート
暗いだけでなく
ガスで視界が悪かった
行き慣れている道なのに迷うっ
スタートから30分で喉が渇いて、通りかかった仙水小屋の水場で水分補給
このあと
仙水峠まで強風の中ふらつきながら岩場を渡る
これは山頂までは無理だなあ、と思いながら。
仙水峠に到着
ゴーゴーゴーと吹きすさぶ強風のなか
東側の空の美しさに息をのむ
行けるとこまで行ってみよう!
と思えた。
峠からの岩場は
木にさえぎられて風は体に当たらず進めた。
おおお
ご来光。
天気が良くなることを信じながら登る
けど
願いはかなわず
途中、森林限界から稜線に出ると台風のような風が!!
雨具を羽織ってフードも付けたけど
耳は痛いし
手先の感覚がなくなって
寒い~~
ここで引き返そうか
山頂は全く見えない
どころか
行く先の道も、、、
峠からは
ここをゴールに頑張ってきたけど
ここに着いたら
やはり
もうちょっとだけ、、、
となる。
で
行く。
ここからがホントの難所の始まり
爆風
時々風がやむと
スピードアップ
「来るな来るな」
と言われてるのに
「もうちょっとだけ、もうちょっとだけ」
と
粘るわたし。
冒険家気分になっている
時短コースを選択
8月にはなかった新たなマークがついていて
迷わず行けた
けど
天気は味方してくれない
足元までも冷え切って
最後まで意地悪されっぱなし(´;ω;`)
孤独な一人ぼっちの山頂
着いたけど
な~んにも見えず
すぐ下山。
この下山、
これが恐怖だった
ガスで視界が悪いのに
携帯のバッテリーが寒さのせいで一気に減少。
これがないと現在位置が把握できない
ルートが探せない
うわあ困った
もう自分の目だけが頼り。
必死でマークを探す
バッテリー節約のため
写真ないです
必死に目印のマークと、
足の踏み跡を探してこのざれ場を通過。
GPSがあることは一人登山の私にとっては命綱
気を付けなければ!!
最後の激下り
濡れた岩と
落ち葉に足をとられて
何度転んだことか
またまた傷跡が増えてしまった(≧◇≦)
途中振り返ると
あれ
ガスがなくなってる
仙丈ケ岳もみえるじゃありませんか
ここでヤケクソおにぎり。
半分だけ食べて帰路を急ぐ。
何とか時間前に到着。
最後の山行は
苦い思い出となりそうです。
小屋は
終いの掃除が進んでます。
以上
小屋からの報告でした!




















